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ピアノ芸術研究会

ご存知のように、西洋音楽の歴史の中で、ピアノ音楽は楽器の改良と共に成熟し、19世紀から20世紀の初頭にかけて、ブゾーニ、ローゼンタール、パハマン、フリードマン、ラフマニノフ、ホフマン、ペトリ、コルトーといった往年の巨匠たちによって、芸術性の頂点を極めました。

しかし20世紀の中頃から、会場の巨大化、視覚メディアの発達、コンクールによる競争、商業主義の流れの中で芸術性が見失われ、アスリート的なピアニストが氾濫し、表面的な華やかさや話題性ばかりが注目され利用されるようになった傾向もなしとしません。

そのような中で、ピアノ芸術研究会は、あらためてピアノ演奏の芸術性を問い、「往年の巨匠たちが体現し、次世代に伝えんとしていた真の芸術としてのピアノ演奏、響きの在り方の追求、復活、伝承を求める」という趣旨で活動を行うものです。

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