Piano Art Society
ピアノ芸術研究会
Kazuhiro Gambe
Akira Naito
Tomomichi Watanabe
Kanade Tsurusawa
Members
<代表>
Kazuhiro Gambe
雁部一浩(作曲・ピアノ)
1955年生まれ、2歳よりピアノを始め桐朋学園子供の為の音楽教室に学ぶ。東京理科大学理学部物理学科卒業。在学中に室生犀星、石川啄木、八木重吉の詩による歌曲集を発表。平井康三郎氏の推薦で「詩と音楽の会」に参加し新作発表。畑中良輔氏監修「日本名歌曲集」では「ドイツリートの技法の精神をさらに深めた中で普遍性のある手法を日本の詩の中に求めている」と紹介された。代表作に上記歌曲集の他、「ピアノの為の幻想曲」「ピアノ三重奏の為のロマンス」「フルートとピアノの為のロマンスとソナチネ」「2つのロマンス」(以上、音楽之友社刊)。
ピアニストとしても活動し、各地でのリサイタルの他、室内楽、歌曲を含む多くの演奏会を行う。CDは「クライスレリアーナ」「ヴィンテージ・ピアノアルバム」「毛利伯郎・雁部一浩ライヴアルバム」「伊藤悠貴・雁部一浩歌曲全集」など多数。DVDには「雁部一浩ピアノリサイタル」がある。その作品と演奏は往年の巨匠オレグ・ボシュニアコーヴィチ氏、マックス・エッガー氏からも高い評価を得た。各誌に演奏論を執筆、多くの講演を行う。著書に「ピアノの知識と演奏」(音楽之友社)。
<正会員>
Akira Naito
内藤 晃(ピアノ・指揮)
東京外国語大学卒業。レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら…」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多数のレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoritéを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。
<正会員>
Tomomichi Watanabe
渡邊智道(ピアノ)
大分県別府市出身。東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校卒業、東京芸術大学卒業。大分にてピアノを島岡恵子、中島利恵、塩手美子、木下文葉に、音楽理論を田村陽子に師事。東京にて、2016年まで植田克己に師事。2009年フッペル鳥栖ピアノコンクール第1位、並びに月光賞を受賞。第85回日本音楽コンクール・ピアノ部門において第3位入賞。各地で独奏者、室内楽奏者、伴奏者としての活動を展開すると同時に、作詩、作曲、歌唱、文筆、脚本執筆なども行っている。2019年、ディスクアート(発売元・コンフォート)より、1887年製ニューヨーク・スタインウェイ 'ローズウッド' を使用したデビューアルバム「渡邉智道 バッハ&ショパン」、2021年に「渡邉智道 Classic Recording」をリリース。
<正会員>
Kanade Tsurusawa
鶴澤 奏(ピアノ)
高校3年時にPTNAピアノコンペティション特級にて銅賞を受賞、演奏活動を始める。2016年野島稔・よこすかピアノコンクールにて第1位受賞の際、野島稔氏より「けれん味のない音楽がそのまま楽曲の満ち足りた表現として十分に聴き手に伝わる」と評された。
現在日本と北米を拠点に演奏活動を行う。2019年カサルマッジョーレ音楽祭(伊)公式伴奏者、バンクーバー交響楽団の管楽器首席メンバーらとの共演等、室内楽奏者としても活動。2021年sonoritéより「An die Musik 鶴澤奏 シューベルトアルバム」を発売(レコード芸術準特選盤、音楽現代推薦盤)